〈プランバナン寺院群〉
夜のライトアップの様子(18時~)
青空の下、チャンディ(寺院)がそびえ立っています
夕暮れ時
外観にはヒンドゥーの守り神が祀られています
修復中の様子
別のアングルから
今回、お仕事でジョグジャカルタ(Yogyakarta)に1泊2日で
行きました。
ジョグジャカルタは、日本では「インドネシアの京都」と
言われていますが、実際高い建物がなくごみごみして
いなくて、時間がゆっくりと流れている印象を受けました。
気候はジャカルタと変わらず暑かったです。
今回のメインはユネスコ世界遺産のプランバナン寺院群と
ボロブドゥール寺院遺跡群。
1日目の夕方から夜にかけてプランバナン寺院へ行ってきました。
プランバナンは空港から30分位のところに位置しており、交通の
便がとても良いです。
ジャカルタのように渋滞がないので、スムーズに目的地まで
たどり着けるのもジョグジャカルタの良いところ^^
プランバナン寺院は、ヒンドゥー教の寺院としてはインドネシア
最大級で、ボロブドゥールと合わせてジャワ島の最高傑作と
言われています。
2006年5月27日に起きたジャワ島中部地震によって、かなりの
被害を受けており、修復の目途は立っていない状態です。
寺院の周りには、無数の石が寝かされていましたが、どの石が
どの建物の石なのかを専門家が分析しながら、修復作業を
進めるそうです。途方もない作業です・・・
敷地はあまり広くないので、ゆっくりと見て回れます。
夕方16時位に行くと夕暮れ時、日没後と色んな表情を味わえる
ので、別の建造物を見ているようで、ずっと見ていても飽きません。
寺院の外観、内装ともにかなり細かい彫刻が施されていて大変
美しく見ていて楽しいです。寺院(チャンディ)の中に入ると
それぞれの建造物に石像が祀られているのですが、ヒンドゥー教の
神様ガネーシャも祀られていました。
夜のライトアップは、暗闇の中にプランバナン寺院が浮かび
上がってくる姿が美しく神秘的で圧巻でした。
16体の巨大LEDライトで照らされています。
週3回(現在は火、木、土)のみ実施されるので、ライトアップを
見に行かれるときは事前に確認した方がいいです。
〈ボロブドゥール寺院遺跡群〉
仏塔と仏像
修復中
レリーフ
釣鐘状のストゥーパ72基の内部に1体ずつ納められており、
合計で504体あるそうです
2日目はボロブドゥール寺院遺跡群。
ボロブドゥールへは空港近辺から車でおよそ1時間半程度です。
言わずと知れた観光地なので、敷地も広いですし、観光客も
多く、お店も多いです。(物売りも多く少し圧倒されます)
ボロブドゥールは仏教寺院で、もともとは修行や瞑想を行う場
として造られたのだとか。
2回の大規模な修復を経て今のボロブドゥールがありますが、
1回目はオランダ占領時代、2回目は1973年から10年間、
ユネスコの協力を得て修復が行われました。
2回目の修復は、日本の資金協力と技術支援によるところも
大きいようです。外国人の観光客が増えれば、地方も活性化
されて経済的にも豊かになりますし、観光資源は経済発展に
欠かせない資源であるということを改めて実感しました。
ちなみにボロブドゥールは今では年間300万人の観光客が
訪れるそうです。
インドネシアに住んでまだ2か月ですが、日本に住んでいる時は
分からなかったインドネシアの観光名所も数多くあり、観光資源が
まだまだ沢山あるので、観光客をさらに誘致できると思います。
ジョグジャカルタは、食べ物も安いですし、一番の繁華街マリオボロ
通りに行くと、シルバーやバティックもかなりお手頃な値段で手に
入るようです。
また、ジョグジャカルタには王様がいて、州知事の役割も果たしている
のですが、宮殿の一部、水の離宮Taman Sariは見学可能です。
オランダが統治する以前は、今のインドネシアはなくて、各地に王国が
存在していましたが、今ではジョグジャカルタとソロのみです。
今回、マリオボロ通り、Taman Sariは行けていないので、また来ます^^
インドネシアの魅力を強く感じた2日間でした。
プランバナン寺院群
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E5%AF%BA%E9%99%A2%E7%BE%A4
ジョグジャカルタの王宮について
http://colorful-cider.doorblog.jp/archives/26881393.html