断食はインドネシアではPuasa(プアサ)と言います。
ラマダンはイスラームの太陰暦(ヒジュラ暦)の第9月にあたり、
病人や妊婦などを除き、日の出から日の入までの飲食が禁じられます。
※IslamiCityが提供するWebsiteで各国各地域の日の出日の入の
正確な時間を確認することができます。
ラマダンには、飲食を規制することで貧者の困苦を感じ、貧困者を救済
する社会を推し進めるという意味があります。それと同時に、欲を捨てる
ことで神への献身と奉仕に没頭できる、という意味もあるようです。
私の個人的な生活への影響としては、オフィスの周りの屋台が全て
閉まっているので、昼食はオフィスから少し離れたレストラン街で
食べています。また、デスクでお水を堂々と飲むのも少しはばかられます。
レストランには、ラマダン用特別メニューもあります。
この期間中の夕食はお祭りのようになるのだとか。
断食月になると個人消費が落ちると思っていたのですが、
我慢している分夜に普段よりも豪華な料理を沢山食べるので、
ラマダン中の方が消費量は大きくなり、飲食店の売上も伸びるのだ
そうです。
食べ物だけでなく、全般的に財布の紐はゆるくなるようで、ショッピング
モールでも売上が伸びるそうです。
確かに夕方に近づくに連れて周りから何となく高揚感のようなものを
感じます。ラマダン中の夕食は、家族や友人が集まってその日我慢した
分お互いを労う大事な場です。
断食はつらいだけではなく、断食明けの食事を楽しんだり、イスラム教徒
同士の絆を深めたり楽しいこともあるのだということをインドネシアに来て
初めて知りました。
断食明けをBuka Puasa(ブカプアサ)というのですが、ブカプアサの際には
胃にやさしい食べ物を食べます。
私も便乗して同僚と一緒に食べてみました。
今回食べたのはBiji Salak(ビジサラック)という白玉ぜんざいのような
食べ物です。
甘いスープの中にカッサバで作った団子が入っていておいしいです。
Biji Salak(ビジサラック)という食べ物。
氷を入れて冷たくすることもできます。
↑この断食明けに食べる食べ物の総称をKolak(コラック)
というらしいです
日没前に屋台が開き始めます
・Huffingtonpost:ラマダンとは何か?
http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/19/ramadan-2015-facts-dates_n_7618400.html
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除水もダメとは厳しいですね・・・
返信削除わたし健康診断で朝食抜いて倒れたことあるので、無事ラマダンを乗り越えられる自信がありません・・・
えー!大丈夫でしたか?!厳密に言うと唾も飲み込んではいけないらしいです。同じく乗り越えられる自身がありません。。。笑
返信削除