2015年11月22日日曜日

バティック、マンゴーの街(インドラマユ、チルボン)へ

ジャカルタから車で3時間半のインドラマユと
そこから1時間のチルボンに行ってきました。
(この二都市は、バティックとマンゴーが有名です)
バティックは、ユネスコの無形文化財にも登録されています。

まずは、バティックの先生の親族が運営しているバティック工房に
見学に行きました。

布に蝋付けをして染めると蝋付けをした部分は、染まらず、それ以外の部分だけ染まります。
蝋を落とした後、また蝋付けをして、染めて・・・を何度も繰り返します。
白いバティックは、全て蝋付けをしているので、手間がかかるようです。
また、色の多さによって値段が大きく変わります。
本当にきれいな色で染められ、独特な絵柄で描かれていて、
一枚一枚見ているだけで楽しめます。


これは、インドラマユ特有の絵柄らしく、チルボンのバティックとは
少し異なるのだとか。かわいいです。


バティック工房の中。
ちょうど同じ時間に地元の高校生が社会見学に来ており、
バティック染め体験をしていました。


インドラマユのバティック工房では、美味しいマンゴーを頂きました。
この地域は、甘いマンゴーがとれると有名なのですが、
本当に甘くて美味しいです。

 
マンゴーの木。実がしっかり成っています。
 
工房の近くで。アヒルが散歩しています。

この地域は雨季に入っても雨が降らない日が続き、
水が不足しているようです。。川の写真ですが、水がほとんどありません。
 
チルボンに移動して、ランチタイム。
昼食で食べたBubur Sup Ayam(ブブールスプアヤム)。
鶏ガラで作ったお粥のようなもの。
味噌汁にちかい、優しい味です。
チルボンでしか味わえない名物料理です。

BECAK(ベチャ)という自転車タクシー。
ジャカルタは、今は車やバイクが増えてほとんど見かけることが
できませんが、郊外に行くと良く目にします。
 
Studio Pace(スタジオパチェ)の手描きバティック工房です。
賀集由美子さんという日本人のバティック職人さんがいらっしゃるのですが、
日本に帰国中でお会いできませんでした。
ペンギンがモチーフになっている作品が多くかなり可愛いです^^
工房の外壁もペンギン↑
 

子ども用のペチャ発見!

手描きバティック工房内の様子。
こちらは塗るチーム。
チャンティというバティック用のペンを使って蝋付けします。

実際に体験してみると、チャンティの先から蝋が垂れて、はみ出たり
するのですが、さすが職人さん!ノーミスで塗り上げていく姿に
ただただ感心です。すごい・・・

こちらは描くチーム。
細めのチャンティを使って下書きをなぞっていきます。
若い方が多かったのですが、ラジオから流れてくる歌を口ずさみながら
和気あいあいとバティックを作っている姿にほっこりしました。
眠気覚ましに熟す前のすっぱいマンゴーを食べていました^^

工房にあったミシン。
レトロでいい味が出ていたので写真を一枚。
 
バティック購入に立ち寄ったお店EBBatik。
既成品もありますが、布の販売がメインです。
インドネシア人は布を買って別途服を仕立てるのだとか。 
私も布を一枚購入。いつか仕立ててもらいます。

店内の様子。観光客でにぎわっていました。
 
バティックのお店が立ち並ぶ地域Trusmi。
 
そのうちの一軒Salma。既製品のバティックが安く買えます。

店内の様子。カラフルでかわいい服がいっぱいです。

チルボンを満喫したところで、ディナー。
Empal Genton(エンパルガントン)というチルボン名物の
ココナッツ風味のスープ。
白ご飯にかけて食べると美味です。

Sate Kambin(サテカンビン)。
インドネシアのどの地域でも食べられますが、チルボンのサテカンビン、
美味しかったです。
ホストファミリーによるとチルボンは何でも安くて美味しいらしいです。
 
 
 

2015年11月18日水曜日

バティックの授業

現在、バティック(ろう染め布)のクラスに参加しています。
クラブ活動みたいなもので、BIPAの生徒であれば
誰でも受講できます。
その他にもアルンバ(竹で作った楽器)、ムナリ(伝統舞踊)
といった授業もあります。

バティックとは、インドネシア、マレーシアなどアジア地域の
ろう染め布のことを指します。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
インドネシアでは、毎週金曜日はバティックデーとなっていて
街でもバティックを着ている方を沢山見かけます。
また2015年10月2日はナショナルバティックデーで、バティックを
着ているとカフェでコーヒーが一杯無料になる等の特典が受け
られました。

バティックの色は、茶褐色が多いですが、地域によっては
カラフルな色合いもあります。
今週末、バティックで有名なチルボンという街にバティックの
授業の一貫で行くのですが、チルボンはカラフルでかわいい
色合いのバティックが沢山あるとのこと。
そして食べ物も安くて美味しいのだとか^^
またチルボンへの課外授業についてレポートさせて頂きます。

【バティッククラスの様子】

蜂蜜とろうを溶かして、インクを作ります

絵を描いた布を先生が染めてくれます

繰り返し染めて完成させます

 【アルンバクラス体験】

色々種類がありますが、これは手で引っ張って
音を鳴らします

神秘的な音を奏でます
バティック(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF

2015年11月14日土曜日

雨季に突入しました。

雨季突入です。
雨季は11月から4月頃まで続くと言われています。
雨が降ると、渋滞もいままで以上にひどくなります。
昨日も夜タクシー待ちの行列を見かけましたが、
ジャカルタに住んでいる方によると、ひどい時は
2~3時間待ってもタクシーに乗れないこともあるのだとか。。
また、1月頃になるとバンジール(洪水)も発生します。

私が住んでいる地域では、雨季になるとよく停電が起こります。
一昨日の夜から昨日の朝まで停電していました;o;
電気が落ちたら何も出来ないので、とりあえず寝ますzzz
寝ながら電気が復旧するのを待ちます。

インドネシアに来て2か月ですが、ずっと雨が降らず
水不足の状態が続いていました。
友人宅も干ばつのせいで数日水が使えない状況だった
ようです。。
雨が降らなくても水不足で困りますし、雨が降ったら
降ったで停電やバンジールで混乱しますし。
雨の日は遠出しない、停電しても気にしない等自分なりに
対策方法を考えながらも自然に身を任せて雨季の雰囲気も
楽しみながら生活しようと思う今日この頃です。

文字通りバケツをひっくり返したような雨です
 
雨上がりの一枚。緑が映えてきれいです


2015年11月7日土曜日

ジョグジャカルタ(Yogyakarta)に行ってきました

〈プランバナン寺院群〉
夜のライトアップの様子(18時~)

青空の下、チャンディ(寺院)がそびえ立っています

夕暮れ時

外観にはヒンドゥーの守り神が祀られています

修復中の様子
 
別のアングルから
 
今回、お仕事でジョグジャカルタ(Yogyakarta)に1泊2日で
行きました。
ジョグジャカルタは、日本では「インドネシアの京都」と
言われていますが、実際高い建物がなくごみごみして
いなくて、時間がゆっくりと流れている印象を受けました。
気候はジャカルタと変わらず暑かったです。

今回のメインはユネスコ世界遺産のプランバナン寺院群と
ボロブドゥール寺院遺跡群。
1日目の夕方から夜にかけてプランバナン寺院へ行ってきました。
プランバナンは空港から30分位のところに位置しており、交通の
便がとても良いです。
 ジャカルタのように渋滞がないので、スムーズに目的地まで
たどり着けるのもジョグジャカルタの良いところ^^

プランバナン寺院は、ヒンドゥー教の寺院としてはインドネシア
最大級で、ボロブドゥールと合わせてジャワ島の最高傑作と
言われています。
2006年5月27日に起きたジャワ島中部地震によって、かなりの
被害を受けており、修復の目途は立っていない状態です。
寺院の周りには、無数の石が寝かされていましたが、どの石が
どの建物の石なのかを専門家が分析しながら、修復作業を
進めるそうです。途方もない作業です・・・

敷地はあまり広くないので、ゆっくりと見て回れます。
夕方16時位に行くと夕暮れ時、日没後と色んな表情を味わえる
ので、別の建造物を見ているようで、ずっと見ていても飽きません。
寺院の外観、内装ともにかなり細かい彫刻が施されていて大変
美しく見ていて楽しいです。寺院(チャンディ)の中に入ると
それぞれの建造物に石像が祀られているのですが、ヒンドゥー教の
神様ガネーシャも祀られていました。

夜のライトアップは、暗闇の中にプランバナン寺院が浮かび
上がってくる姿が美しく神秘的で圧巻でした。
16体の巨大LEDライトで照らされています。
週3回(現在は火、木、土)のみ実施されるので、ライトアップを
見に行かれるときは事前に確認した方がいいです。

〈ボロブドゥール寺院遺跡群〉
仏塔と仏像

修復中

レリーフ

釣鐘状のストゥーパ72基の内部に1体ずつ納められており、
合計で504体あるそうです

2日目はボロブドゥール寺院遺跡群。
ボロブドゥールへは空港近辺から車でおよそ1時間半程度です。
言わずと知れた観光地なので、敷地も広いですし、観光客も
多く、お店も多いです。(物売りも多く少し圧倒されます)
ボロブドゥールは仏教寺院で、もともとは修行や瞑想を行う場
として造られたのだとか。
2回の大規模な修復を経て今のボロブドゥールがありますが、
1回目はオランダ占領時代、2回目は1973年から10年間、
ユネスコの協力を得て修復が行われました。
2回目の修復は、日本の資金協力と技術支援によるところも
大きいようです。外国人の観光客が増えれば、地方も活性化
されて経済的にも豊かになりますし、観光資源は経済発展に
欠かせない資源であるということを改めて実感しました。
ちなみにボロブドゥールは今では年間300万人の観光客が
訪れるそうです。
インドネシアに住んでまだ2か月ですが、日本に住んでいる時は
分からなかったインドネシアの観光名所も数多くあり、観光資源が
まだまだ沢山あるので、観光客をさらに誘致できると思います。

ジョグジャカルタは、食べ物も安いですし、一番の繁華街マリオボロ
通りに行くと、シルバーやバティックもかなりお手頃な値段で手に
入るようです。
また、ジョグジャカルタには王様がいて、州知事の役割も果たしている
のですが、宮殿の一部、水の離宮Taman Sariは見学可能です。
オランダが統治する以前は、今のインドネシアはなくて、各地に王国が
存在していましたが、今ではジョグジャカルタとソロのみです。
今回、マリオボロ通り、Taman Sariは行けていないので、また来ます^^
インドネシアの魅力を強く感じた2日間でした。


プランバナン寺院群
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E5%AF%BA%E9%99%A2%E7%BE%A4

ジョグジャカルタの王宮について
http://colorful-cider.doorblog.jp/archives/26881393.html